BitMEXのレバレッジと証拠金調整

BitMEXのレバレッジと証拠金調整

BitMEXでは自分でレバレッジの調整と証拠金の維持方法を選択することができます。

ここでは、レバレッジの調整方法と証拠金維持方法について解説していきます。

適切なレバレッジと証拠金維持方法を選択することで、できるだけリスクを減らしてトレードを行いましょう。

レバレッジについて

レバレッジとは?

レバレッジとは、自己資金の何倍もの額の取引ができる仕組みのことです。

例えばレバレッジが100倍のとき、資金が1万円であれば100万円分の取引を行うことができます。

1BTCが100万円の時を考えて見ましょう。通常であれば1万円では0.01BTCの取引しか行えませんが、レバレッジがあると1BTCの取引を行えます。

これにより、得られる利益も100倍になります。(損失も同じく100倍なので適切なレバレッジ調整と資金管理が重要になってきます)

BitMEXのレバレッジ設定方法

BitMEXでは最大100倍のレバレッジを利用して取引することが可能です。

しかし、常に100倍で取引しているとロスカットされてしまう確率も高いですよね。

そこで、BitMEXではレバレッジの調整を自分で行うことが可能です。調整は左のメニューバーから行います。

bitmexレバレッジスライダー

このスライダーを調整してレバレッジを調整することが可能です。スライダーの下に、クロスという文字と1x, 2x…という文字が並んでいますね。

BitMEXでは証拠金維持の方法が、クロスマージン(Cross Margin) と 分離マージン(Isolated Margin) という2種類あります。

このスライダーを「クロス」にしているときは、クロスマージン(Cross Margin)、そのほかに設定しているときは 分離マージン(Isolated Margin) に設定されているとひとまず覚えてください。

それぞれの違いについては後ほど解説していきます。

後からレバレッジ変更が可能

BitMEXではすでにポジションを持っている状態からでも、レバレッジを変更することが可能です。

レバレッジを小さくしてロスカット価格を下げたい時や、逆にレバレッジを上げてもっと多くの枚数で勝負したい時など柔軟に対応することができますね。

必要証拠金率とロスカット率一覧

BitMEXでは、ポジションの数量に応じて必要証拠金率とロスカット率が変わってきます。

以下がその一覧になります。(BTC/USDの例です)

  • 〜200BTC:必要証拠金率 1%(100倍)、ロスカット率 0.5%(50%)
  • 〜300BTC:必要証拠金率 1.5%(75倍)、ロスカット率 1%(66.66%)
  • 〜400BTC:必要証拠金率 2%(50倍)、ロスカット率 1.5%(75%)
  • 以下100BTCごと:必要証拠金率 +0.5%、ロスカット率 +0.5%

クロスマージン(Cross Margin)

メニューバーの一番左端は倍率が「クロス(Cross)」になっています。これがデフォルトです。

これはクロスマージン(Cross Margin)と呼ばれるもので、証拠金の保持方法を表しています。

逆に右側の1x, 2x …というレバレッジに設定した時は、分離マージン( Isolated Margin)というものになります。

レバレッジは最大

クロスに設定した時は、最大レバレッジに設定してあるものとして扱われます。

BTC/USDであれば100倍の設定です。常に最大レバレッジで固定になっていると考えてください。

証拠金維持率の計算に全ての残高が使われる

クロスに設定した場合、残高全てを利用して証拠金を維持しようとします。

証拠金維持率が残高全体で計算されるということです。

一般的な為替のFXをやったことがある方には、同じ感覚でできると思います。

口座残高が5BTCの時、100BTCを1BTCの証拠金でポジションをとった時を考えましょう。

ポジションをとった直後、証拠金維持率は500%の状態からスタートです。

口座残高 5BTC / 必要証拠金 1BTC = 500%

この時のロスカットのタイミングは証拠金維持率が50%になった時です。

必要証拠金 1BTC * 0.5 = 0.5TC

つまり口座残高が 0.5BTCになった時です。4.5BTCの含み損が出た段階でロスカットされます。

分離マージン(Isolated Margin)

クロス以外の倍率を指定した時、分離マージン(Isolated Margin)という証拠金維持方法になります。

証拠金維持に最初の必要証拠金しか使われない

ちょっと分かりにくい言い方になってしまったので、クロスと同じ例で説明します。

口座残高が5BTCの時、100BTCを1BTCの証拠金でポジションをとった時を考えましょう。

証拠金維持率の計算にはこの最初の1BTCしか使われません。なのでポジションをとった直後、

証拠金維持率は100%の状態からスタートします。

必要証拠金 1BTC / 必要証拠金 1BTC = 100%

この時のロスカットのタイミングは、証拠金維持率が50%の時、すなわち0.5BTCの含み損でロスカットされます。

このように、必ず証拠金維持率が100%から始まると考えるとわかりやすいかもしれません。

最適なレバレッジ・証拠金維持方法の選択を

BitMEXはこのように、レバレッジの調整と証拠金維持方法の選択が可能です。

場面や状況に応じて最適なレバレッジを選ぶようにしましょう。損切りが苦手な人は分離マージン(Isolated Margin)を利用してみるのがオススメです。

ただ、倍率が高いほどロスカットのタイミングもシビアになるのでそういうときは低い倍率の分離マージンにするか、クロスマージンを選択するのが良いです。

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